Reality is Meaningless
僕の友達が自殺した。
結構仲の良い友達だった。
きっと
住んでるアパートの屋上へ行き、
足元に靴をそろえて置き、
靴の横に遺書とも思える手紙を添え、
跳んだんだ。
なんでだよ。
手紙には
「疲れたから 死にます。」
疲れれば、死んで良いのか…
死ねば、楽になる。
だから、死ぬ。
違う、チガウ…
そんなのは僕らへの誤魔化しだ。
実際死ぬのは
切なくて、怖くて、痛くて、辛くて…
楽になるなんて、ありえないんだ。
例え生まれ変わったとして、
また疲れたら死ぬと言うのか…
死ぬ為に生きるのか。
それなら生まれない方が楽。
じゃあ僕らは
結局なんの為に生きている?
ヒトはいずれ死ぬんだろ…?
そもそも生きていることに意味はあるか?
考えるほど退屈な世界…
それが生…
なんだろう。
疲れたな…
気付いた時僕は
靴をそろえて屋上に立っていて
作品名:Reality is Meaningless 作家名:829