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玉城イリコ
玉城イリコ
novelistID. 21402
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イリコゴト01 白滝について本気出して考えてみた

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時計が零時を回る頃、私はやっと家に着いた。
「今日の夕飯は肉じゃがだよ」
 出勤前、ばあちゃんが微笑みながら教えてくれたのを思い出した。

 いっしょにご飯食べれなくてごめんね、ばあちゃん……。
 少し切なく、それでもウキウキと鍋のフタを空けて中身をのぞいた。

 中にはジャガイモとそれに負けず劣らずの白滝、ほんの少しの肉。                   いくらなんでも、白滝多すぎ!ヘルシー志向だなぁ。じゃが白滝じゃん。主役の肉とジャガイモに負けず劣らずだ。ばあちゃん冷蔵庫整理したんだなぁ。

 鍋を暖めながら白滝について考えた。

そーいや白滝や糸蒟蒻ってメインの材料になるってあんまりない。どちらかといえば無くてもいいけど、無いと寂しい具のポジション。
おでんだって三角蒟蒻と少しかぶってるし、ウチの豚汁にはちぎり蒟蒻……。

 せ、切ない……!良いさ良いさ!!今日くらいは白滝、お前が主役だ!!

 ジャガ白滝が温まったので皿に盛って白いご飯とキムチと一緒に食べる。


 白滝を食べながら気づいてしまった。
あっ……。今日は白滝を多く入れて作ったんじゃない。肉や芋が食べられて売れ残った結果ジャガ白滝になったんだな……


し、白滝ィ……ッ!!


とりあえず白滝をいっぱい食べて本来の比率に戻してみた。