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第一章?刀灯者
この世には、二つの大きな組織が存在する。
一つは、刀に自らの魂、半分を込めて、不思議な力で戦う人達のこと。
いわゆる、刀灯者。
だが世界には必ずと言って良いほど、その反対の組織が存在する。
それが、命刀者と呼ばれる、刀そのものが魂で出来ている人達だ。この二つの組織、実はまったく一緒の組織で刀の形状、魂の込められ方が違うとの違いだけで喧嘩をし、仲間割れ。
余りにも激しい戦いだった為に、停戦協定を結び、二つの組織に別れた。
メーラ・ウィン。
彼女は刀灯者。
齢17にして、刀灯者になった最年少の少女である。
その彼女を巡って戦いは再び始まった―。
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第二章?きっかけ
メーラは、机に座り携帯をいじくり回していた。
周りでは、ブレザーを着た、青少年達がギャアギャア騒いだり、話しをしたりしている。
彼女は、高校生二年生。
数々の任務を手がけながら、学校にも行っているのだ。
しかし、顔つきが険しい。
ここの所、場所、時間、関係なく命刀者が現れるので困っているのだ。
しかも奴ら、無差別に人を襲うとゆう事件を起こしている。
いつ来るか心配でたまらないのが本音である。
メーラは、携帯を閉じ、再び机に頬杖をついた。