sunrise 003
Mr.father
手櫛ですいた君の髪
少し跳ねてるそれくらいしか
参ったな、記憶が無いんだ
回れ回れよ君は笑う
どうだっけ?僕は笑ってたっけ
きっと気付かないほどに
当たり前に笑ってたんだろう
君にとっての
僕はファンタジー
時折現れてお菓子与える
時代遅れのポケット
それでも、いいんだなんて
言えるわけもないし
僕にとっての
君はファクトリー
時折現れて光与える
下手くそなスケッチ
捨てられるはずもなくて
それだけで、いいんだなんて
思いもしないのに
作品名:sunrise 003 作家名:川口暁