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ゆでたまごさん

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わたしと『ゆでたまご』さんは、いわゆる『同居人』同士という関係です。
 ここでは、わたし、こと、『なまたまご』から見たゆでたまごさんの日常をこっそりと書きとめてゆきたいと思います。
 
 まず、ゆでたまごさんが何故ここで『ゆでたまご』さんという名前であるかを説明させていただきましょう。何事も最初のご挨拶(とご紹介)が大切と心得ておりますので!
 ゆでたまごさんは、寒さが苦手です。
 暑さよりも、寒さが苦手です(こっそりと付け加えるならば、なまたまごは暑さの方が苦手です)。
 そのため、最近ではなまたまごがプレゼントしたルームソックス(室内で履く大きなもこもこ靴下のことです。そう、丁度クリスマスに子どもたちがサンタクロースさんからのプレゼントを入れてもらうために用意する靴下のような)、同じく肩掛け、同じくひざ掛けが手放せません。それを着込み、巻きつけ、体育座りの体勢になるのが、ゆでたまごさんの常態です。
 この姿を横から見ると、丁度ゆでたまごそっくりだなぁ、となまたまごは思ったのです。
 それが、一つ目。
 その他にもいくつか理由は(全て後付け)あるのですが、本日は一つ目だけに留めて置きます。
 
 ゆでたまごさんは、どちらかというと『甘党』です。
 ポテトチップスとドーナッツのどちらをおやつに食べたい?と尋ねると、十中八九「ドーナッツ!」と即答します(逆になまたまごは『しょっぱ党』です。よって、偶におやつ決めは大変なことになります)。
 朝ご飯には必ずと言って良いほど、お菓子がつきます。
 本日のお菓子はクッキーで、なまたまごもちゃっかりご相伴に預かりました(突っ込み所です)。
「体重が、お腹が、顔が……!」
と、心配しながらも食べます。きっと明日も食べてしまうのでしょう。
 そんなゆでたまごさんの様々な日常を、ぽつぽつと紡いでいくのがこのお話です。
 もしお時間がいただけるようでしたら、気が向いた時にお付き合いいただければ幸いです。
 それでは、本日はここで閉幕といたしましょう。
 皆様、本日は本当にありがとうございました!
作品名:ゆでたまごさん 作家名:川谷圭