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アレキザンダー・ジョン
アレキザンダー・ジョン
novelistID. 16123
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お腹が、痛い (4)

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学校につくともう朝学活が始まってた。ったく、アイツ起きんの遅えっての。
「おいお前らー、また遅刻かー?この頃増えてんぞ?」
ちっ、やっぱ教員ってなぁうぜぇもんだな
「はーい、すいませーん。気ぃ付けまーす!」
…紗耶、お前すげーよ、良く普通に返事できるぜ。
「ったく、ほら、さっさと座れ!
あーっと、どこまで話したっけ?…あ、そうだ。今日、ウチのクラスに新しい仲間が加わる事になった!
あー、息吹沢、入ってこい!」
野郎が入ってきた瞬間、座ったばっかの俺と沙耶は、ビビってもっかい勢いよく立ち上がっちまった。

くそ、あり得ねぇ、なんでこんな早く、連中の手駒が来るんだよ!

転校生、息吹沢とか言ったか、あいつの首にぶるさがってるペンダント、
そこに描かれた双頭の鳥が意味する事実を知らない、
俺や沙耶とは違う、<コッチ側>の人間ではないあのねぼすけが、

今日だけはひどく羨ましかった。