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アレキザンダー・ジョン
アレキザンダー・ジョン
novelistID. 16123
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お腹が、痛い (3)

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着替え終わって下に降りると、既に鴛太郎も来ていた。

鴛太郎というのはボクと紗耶の幼なじみで、彼の方が紗耶との付き合いは長い。
背は高く、192cm65kgという体格を持つ彼は、隠れオタではありながらもバスケ部キャプテンで、顔もよく、性格もいいため、女子から大層もてていた。

「いよー!お前、起きんの遅えなー!」
「いよー、じゃないだろ、昨日どしたん?」
彼はきのう、学校を無断欠席していた。
「んー、きのうかー?…都会に出向いてアスカガ本漁りー。」
いやー、大漁だったー、と彼は幸せそうにしているが、ボクと紗耶にはなんのことかさっぱりだ。まぁ、音の響きからして何らかのアニメの同人誌でも買ってきたということだろう。
「大漁?よかったじゃん!そのアシタカって魚、俺にもこんど食わせてー。」
いや、紗耶、違うと思う…てかそれ某ジブリ作品の主人公だし。