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ツイッター小説集

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「深夜の浴室」「嘘をつく」「雷」


「深夜の浴室」で登場人物が「嘘をつく」、「雷」という単語を使ったお話を考えて下さい。
http://twitter.com/smoke_pop/status/24119067301

 どしゃ降りに雷まで鳴って、外はまるで祭りのよう。
 そんな中、真夜中の浴室で俺は女とじゃれ合う。
「愛してる」
 俺は白々しい言葉を吐く。
「うん。知ってる」
 女は俺に心酔しきっている。ちょろいもんだ。
 ま、適当に遊んでから捨ててやるさ。
「あたしもよ」
 一瞬の雷光で、女の瞳が妖しく光った。
http://twitter.com/smoke_pop/status/24127685835

 どしゃ降りに雷まで鳴って、外は嵐の様相。
 そんな中、真っ暗の浴室でじゃれ合うあたしたちはまるでガキに戻ったようで。
「愛してる」
 あんたが言う。
「うん。知ってる」
 あんたがあたしをこれっぽっちも好きじゃないってことは。
「あたしもよ」
 今は騙されたふりをしていてあげる。
 一瞬の雷光に照らされて、あんたの笑顔が邪悪に写った。
http://twitter.com/smoke_pop/status/24127703263
http://twitter.com/smoke_pop/status/24127730019


『嘘つき』
『嘘つき』
『嘘つき』
誰もいない浴室に泣き声が響き渡る。
彼女に別れを告げたあの日。ここには今日と同じ、雷が鳴り響いていた。
それで焼きついてしまったのだろう。雷の鳴る夜にだけ、僕を責め苛む声が聞こえてくる。
とても悲しく、とても懐かしい声で。
http://twitter.com/smoke_pop/status/24128715573

作品名:ツイッター小説集 作家名:泡沫 煙