朧木君の非日常生活(10)
回葬編 其ノ二
ガタゴトと、人間と睡魔の因果関係を緻密に計算したんじゃないのか、と聞きたくなるくらいの気持ちいい振動が俺を襲っていた。
しかも、聞きたくもない話という最高の組み合わせだ。
要するに、蜻蛉さん×電車。
「朧木くん、眠ってはいけないよ。今、眠ったら━━死ぬ」
「ここは雪山じゃねぇ!」
あーもう、思いっきり突っ込み入れたら目が覚めちゃったじゃないか。
「もし寝たら次はキスするよ」
「BLか白雪さんの姫かはっきりしろ!」
ていうか、ここは電車の中なんだから静かにしてなきゃだめじゃないか。
と言っても俺たち以外に乗客はいないんだけどね。
尚更危険なのかな?
「BLだったらどうするんだい?」
「帰るよ!」
俺は何処に連れていかれるんだよ。
「くくく、実に面白いよ、朧木くん」
「お前がだ!」
あれ?
いつの間にか誉め合っちゃってるじゃないか。
うまく乗せられたなぁ。
「それはそうと朧木くん、見知らぬ土地に赴くというのはwktkが止まらないね」
チャネラーですか?
kwsk過ぎますね。
ガタゴトと、人間と睡魔の因果関係を緻密に計算したんじゃないのか、と聞きたくなるくらいの気持ちいい振動が俺を襲っていた。
しかも、聞きたくもない話という最高の組み合わせだ。
要するに、蜻蛉さん×電車。
「朧木くん、眠ってはいけないよ。今、眠ったら━━死ぬ」
「ここは雪山じゃねぇ!」
あーもう、思いっきり突っ込み入れたら目が覚めちゃったじゃないか。
「もし寝たら次はキスするよ」
「BLか白雪さんの姫かはっきりしろ!」
ていうか、ここは電車の中なんだから静かにしてなきゃだめじゃないか。
と言っても俺たち以外に乗客はいないんだけどね。
尚更危険なのかな?
「BLだったらどうするんだい?」
「帰るよ!」
俺は何処に連れていかれるんだよ。
「くくく、実に面白いよ、朧木くん」
「お前がだ!」
あれ?
いつの間にか誉め合っちゃってるじゃないか。
うまく乗せられたなぁ。
「それはそうと朧木くん、見知らぬ土地に赴くというのはwktkが止まらないね」
チャネラーですか?
kwsk過ぎますね。
作品名:朧木君の非日常生活(10) 作家名:たし