向日葵の初恋
プロローグ
「あれ…?あの家だったかなぁ…?」
そう言いながら、空中を舞う少女が居た。
私は、今空を飛んでいます。
一面に空が広がっていて、とても綺麗です。
下を見るといっぱい家などが並んでいて、
どの家が、私の目的の家なのか分からないぐらいです…
何故、空を飛べるかって?
何故なら私は、
“人間以外の何か”だからです。
…驚きました?
多分いわゆる幽霊なんだろうけど…
何故か、実体化してるみたいで、
霊感が無い人にも見えちゃってるらしいです。
気が付いたらそういう存在になってました。
神様って気まぐれだと思います。
でも、そのおかげで約束が果たせそうです。
“二人で交わした約束を守る”
そのために、
戻ってきました。
「…あの家だ。やっと見つけた」