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ネバーランドにて

深い青のプラネタリウムの下で
昼間は明るい木洩れ日を漏らす大木は
夜は静かな吐息のよう

街灯はやわらかな火
月の吐息である風が
北極の氷のように満ちている

ネバーランドの夜は
賑やかな昼と違い
人々は息を潜め
夜が過ぎるのを今か今かと待っている

ネバーランドの人々は
明日を向かえるのが嫌なので
夜を寝過ごし
昨日と同じ今日を過ごすことを
夢見ている