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ぼくのしゃこう戦記 ⑥ 最終回

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卒業検定



 卒業検定を受けました。早めに言っときますが、見事に落ちまし
た……。

 落ちた原因は、初めて通るコースだったことと、歩道にガキがい
た際(ちょうど集団下校の時間帯にぶつかった。)の対応や右左折
をミスしたことなどです……。自分でも途中で、今回のこの試験は
ダメだなと感じたので、途中からは適当にやりました。ぶっちゃけ、
途中から普段の技能教習と化していました……。

 そんなこんなで卒業検定が終わり、自分ではわかりきっている
合否発表が始まりました。結果は、とりあえずぼくは不合格で、
他に不合格になったのは女子一人だけで、ぼくとその女子以外は
全員合格でした……。
 合否発表の後、すぐに教室でミスについての簡単な指導があっ
たのですが、その指導が終わった後、ぼくと同じように指導を受
けていたもう一人の不合格者の女子のほうを見てみると、その
女子は机に突っ伏して泣いていました……。(守山「そりゃあ、
やまさんと同レベルなんて知ったら、私だって泣きますよ」)残念
ながら(?)、ぼくはチキンなので、そそくさとその教室から退避し
ました……。 そして、ぼくはいつもの担当指導員と次の卒業検定
の日とその前に1回やる技能教習についての日程の打ち合わせをす
ませて帰りました。ちなみに、次の日からは大学のテストが始まり
ました……。



 卒業検定の前日に技能教習を受けました。内容は、不合格になっ
た卒業検定のミスの改善でした。一応、うまく改善することができ
ました。



 そして、次の日、二度目の卒業検定を受けました。なぜか、一度
目の卒業検定でいっしょに不合格になったはずの女子の姿はありま
せんでした。ショックを受けてひきこもりにでもなっちゃったのか
なと、見て見ぬふりで逃亡したぼくは、5秒ぐらい心配になりまし
た。
 それはさておき、二度目の卒業検定が始まりました。不合格とな
った一度のとは違うコースになりました。幸いにも、それは走り慣
れていたコースでした。
 説明が遅くなりましたが、卒業検定は後部座席に次の受検者が乗
ります。一々、教習所を出入りしてやるのではなく、道中交代して
卒業検定をしました。そして全員が終わると、教習所へ戻り、今度
は駐車のテストがありました。そして助手席には、いつもの担当指
導員ではない恐そうな検定員が座ります……。