ガラス細工の未来
<パーフェクト・ゲーム>
痛みに気付かずに 目を閉じよう
最愛の君の声さえ もう届かない深みで
焼きつけた その輝きだけが
永遠に パンドラの箱の底
勝てる筈のないゲームなら
手に入れナイ事が 唯一の勝算
けれど……なのに……だから?
側に 側にいたい
<未来予想図>
ルーズなスタイル タイトなボディ
ガラス細工の 不透明な未来
目を閉じてる間にしか 夢は描けず
崩壊の兆しが 目の端でチラつこうとも
変わらぬ日常の為
嘲笑って シラを切る
<雑音>
ノイズ混じりの 愛を 囁く
聞き取れないのは 君の罪
伝えないのは 僕の罪
<罪の在り処>
玉ネギの薄皮ほどの ささやかな現実の中
微弱なバランスの上に 築かれたのは世界
僅かな時間しか 成り立てない 平和な時代
せめぎあう心は 信じない眼差しは
どこまでも 許される事だけ 望んで
誰も 彼もが 罪に溺れる
<神の領域>
多分ね
本当に ”正しい答え” なんて
神さまだって 知りはしない
<歌声>
Singing in the rain
あたたかな 春の雨なら
このまま 溶けていけるかも
Singing in the rain
それでも 全てが 遅すぎたと
君は 声を殺して 泣くだろう
Singing in the rain
……in the rain
<魂>
言葉は ”魂” なのだと思う
だから
大切に 大切に 選ばなくてはいけない
だから
大切に 大切に 伝えなければ いけない
<自由の代償>
重荷にしか ならないのなら
もう ここで 全部 捨ててしまおう
そして カラッポになった 手の中へ
新しい 何かを 掴みに行こう