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フレンドボーイ42
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CJ3of4 秋がきました。お元気ですか

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紅葉した葉っぱの下に、男女がいる。かなり二人とも若い。お互い目を見つめるばかりで、口は開かない。…付き合っているんだなあ、とジャックは直感的に判断した。
 「恋か」
 彼も昔は彼女はいた。一緒に旅するパートナーが。彼女と別れたのは、やはりこのような秋の色に染まった地だった。
 二人とも、余りに早すぎた。早すぎて、お互いを傷つけあってしまった。好きなのに気持ちと裏腹の言動をとってしまう二人は、お互いにとって自分はだめな奴だ、と考えていた。
 「一度、仕切り直そう」
 ジャックはそういって、彼女も了承した。いま、彼女ジェニーはどこにいるのだろうかなんて、いろいろな地に着くと思う。
 彼女と再びあったとき、お互いが成長して互いに相手にふさわしい人になれたとき。そのとき初めて一緒になろう。その約束を胸に、気ままながらも賢明にジャックは旅をし続けている。
 カップルはまだ見つめあっている。お幸せに、とつぶやいた。