BSS54 少女たちは百合の中で
そうしている間に生身の女子にも興味がうっすらわいてきたのも、おそらく主流でなくいたんであったから故か。GL、も別にやっている人は多い方ではあったが、時代の要請というものはそれを少数派に見せてしまうマジックが得意なようだ。
非実在青少年取締条例とやらは、よくマンガ・アニメ・ゲーム等の中の表現のすさまじさをばかり強調して、それに影響されてしまう側の方が精神が崩壊しているのである、という事実から目を背けたがっている。なぜなら健全な国家に精神異常者は不適格だからである。だから、といって彼らはめんどくさい教員の指導の向上、だとか、家庭の指導の向上とか、そういうことはしない。これでは作者ばかりが迷惑だ。悪の根源?それは作品ではなく読む側にある。健全であれば小さな子供でも、それに影響されることはない。簡単なことだ。これは架空のエンターテインメントなんだ、ととらえられない世界は悪能力欠如者だけが悪いのだ。…私が悪いのだ。そしてそれは精神障害ではない。的確な指導の元にそれは直せる。それを個性の尊重に反するとバカなことをいっている奴には現実を見せてやればよい。個性というものはそれを守るのにどんなに厳しい経験を積んだか、で高見にたどり着くものであって、過保護に育てられればただ肥満になるだけ。個性と称して奇抜になる勘違いメタボリック・シンドロームといえる。
「姫川さん」
「どうしたの」
「…」
「口でははなしたくないのね…いいわ」
学級委員長はそういうと制服のボタンをゆっくりはずしていく。そこに私は滑り込む。そして、ふと気がつけば、私の体も裸になっている。私はいろいろな絡みの中でレズキスをして、そしてふと眠くなるのに気づく。
このまま、寝てしまおうか、そう思っていると、学級委員長はひもを取り出した。
ああ、そのようにされるのですね。叶わぬ恋には終結も劇的に。
そして括られて眠る。
作品名:BSS54 少女たちは百合の中で 作家名:フレンドボーイ42