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フレンドボーイ42
フレンドボーイ42
novelistID. 608
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BSS75 サドンフィクション

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 「テレビの上でやっていることをまだまだ真実と信じている人は、たくさんいるでしょう。でなければあそこであれだけ確保できるはずもないんですよ…」
 「なにをですか」
 「資金」
 「…なるほど、確かに自前ではないですからね」
 「だいたいマスコミとゴルフいって与党ならまずたたかれませんかねえ」
 「たたかれて別に問題はないですからね」
 「なんでですか」
 「だって、マスコミが報道しなければいいんですから」
 「じゃあ、ますますあなたは違うと思いますよ。テレビの嘘に気付くどころか、さらに麻痺してきています。テレビこそが真実でありテレビ以外間違いはないと。そして」
 「そのテレビが彼らをたたいている」
 「…」
 そういうことだ。結局、テレビに映るものは…

 「視聴者が望む世界の投影」
 「そうです、そして視聴者の妄想による暗黒世界」
 「悪い世界を望むのが視聴者。だからテレビはああなる。心の中の破滅幻想によるものなんです…テレビニュースは」
 「…全く悲しいですね…回復し得ないのでしょうかテレビニュースは」
 「視聴者がまじめに自分の破滅妄想に気がつけば…希望はあると思います」