世紀末
20xx年、日常生活に、欠かせなくなった、電気製品、そのことによって地球の、一部地域で問題が発生した。
父「熱いな、こう暑いと、蒸し上がっちゃうよ」
母「まあ、あなた、そんなつまらないこと言って、内にあるじゃない、超エアコン」
父「アハハハ、いや〜、旦那たるもの、古きに、心動かされるものだよ」(蒸し上がる者など、いないの意)
母「あなたったら、そんなの私の生まれる前
の話ですよ」
父「アハハハそうか、おっ、雛子か、何だ、そんな所にいないで、こっちに来なさい」
娘の、雛子は、そっぽを向き、父とは、対照的だということを態度で示しつつ、口を開く。
雛子「お父さんそんな話して、恥ずかしくないの」
父「どうした、機嫌が悪いな、学校で嫌なことでもあったか」
「ドン」
雛子は近くにあった、机を叩き。
雛子「違う、違うの、高田さんは、こんなときにも・・・」
父「誰だその高田と言う奴は、お前まさか」
母「お父さん、違いますよ、えっとどこの子
だったかしら・・・あっ洋平君、ほら家の向かいの」
父「で、誰だ、その洋平は」
雛子「違うの、高田さんは、こんな時代にも
負けまいと、がんばっているわ」
父「なんだ、なんなんだこの盛り上がり方は、その洋平は、まさか、どこぞの用兵かな」
母「あらやだお父さん」
雛子「もう、違う、違うの」
父「わかった、わかったお父さんも、悪ふざけがすぎた、ゆるしてくれ」
雛子「高田さん、あの人は、こんな時代にも
拘わらず、毎日エアコンを、点けず暮らしているの」
父「なんだって、こんな、ご時世に、それはすごい、でお前とどう、関係があると言うのか」
赤くなる雛子。
母「あら、かわいい、恋でもしているのかしら、この娘」
父「まあ、少し見どころがある若者のようだね、どれ、洋平、呼んでみたらどうだ」
母「良かったわね、雛子」
雛子「やだ、お父さん、お母さんまで」
父「赤くなった雛子も、父さん好きだよ」
雛子「やだ」
一同「あははは」
一方高田、当の本人は。
洋平「はぁ〜熱いクーラー買おう」