小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
フレンドボーイ42
フレンドボーイ42
novelistID. 608
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

BSS30 glitch

INDEX|1ページ/1ページ|

 
この世界に今、なにが起こっているのだろうか?神がいると信じられてきた時代の人々ならば神に供物を捧げ怒りを静めようとするのであろう。だがもしも、その時代の人々ならば、荒れ狂うまでに神を凶暴化させることを普段より恐れてできないであろう。やはりストッパーがはずれてこそ、世界に混沌が生じるのであろう。
 電磁のもやのような、不可思議な、電子音のような音を立てて、あたりをうろうろうろうろと動き回るそれは新種の生き物だ。まさに今、それを目撃したのだが、誰も彼もが不気味に思い近づくことができない。ヨグ・ソトホートだろうか?とかくまさしく「つかみどころ」のない、生き物である。それがあちらこちら色めきたって一様にグレーの体色をして、時には分裂・結合する新たな生物はまさしくゲームのバグモンスターを想起させるものだった。
 人々が手に入れた科学技術はとどのつまりバグを引き起こす裏技だったのか?ただただもやのような生き物が、ネズミに寄生して、ネズミの体が半分もやになり、ネズミは死にながら「生きている」。口を開ければ超高音の大音量がけたたましく、たとえるならばグリーンカーで着メロがなったときのようなドキッとさせられる音である。
 動いてはいるが、これを生きていると見なしていいのだろうか?さらにはウサギ、鰐、象、ライオン、各種魚、そして人間までもに「感染」した。電子音コーラス。そして宇宙空間から隕石が落ちてくる。これも厳密には金属というよりもやだ。もやのくせに大量破壊兵器のごとく町を4、5やきつくしてしまう。
 バグを起こしたから、セーブデータが飛んでしまうのだろう。それどころか、自然というプログラムそのものがうまく動作しなくなってしまっている状態になって…
作品名:BSS30 glitch 作家名:フレンドボーイ42