小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
フレンドボーイ42
フレンドボーイ42
novelistID. 608
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

BSS16-8 ゑいもせす(ん)

INDEX|1ページ/2ページ|

次のページ
 
 ゑがちに(笑がちに:笑いながら・にっこりしながら・微笑みながら)あなたはなにもかもきれいだね、といいましたね。なにもかもきれいでないということを指摘すると、あなたは汚れの中のきれいさを知らないんだ、といいました。
 いいえ、気づくはずもないのです。自分が汚れている中で、汚れているものはすべて汚く見えるわけです。確かに僕と比べれば非常にきれいなのかもしれませんが、僕の目が汚れている以上それは気づくはずもないのは明白でしょう。
 もっともらしいことを述べてあなたを混乱させる意図もなければ、あなたを避ける意図もありませんが、あなたは巣立つべきであると心から僕は思っているのです。だからあなたに対してここまでの手紙を書いてきた。そしてそれはまだ貫きたい一存です。
 少ししてあなたが居なくなったら僕は旅立ちます。もう静かな場所で余生を送りたいと思います。誰にも迷惑をかけることなく。