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フレンドボーイ42
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novelistID. 608
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BSS16-5 うゐのおくやま

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 うるさく感じられてしまったでしょうか?私はあなたにひどいことをいった、とあなたが感じられるのであれば、是非謝りたいと思います。ですが、あなたに価値も意味もないとしたら、私のために生きていてほしいと、私があなたに願うことがあり得ましょうか。
 ゐあかして(居明かして:夜通し寝ずに、夜の間ずっと起きっぱなしで)あなたのことを思うと胸が張り裂けそうです。居たくて居たくて仕方ないのです。私は何であなたにここまで強く恋しく願っていると思いますか?私はあなた以外の男の人には心を許すことができないからです。
 能天気に過ごしているように見えるかもしれませんが、私はかなり弱く、倒れそうなばかりの人間で、つらい、苦しい、そういう感情をずっと抱えたまま、いつ爆発するかと肝を冷やして生きています。頼りが居ると思われている私はその実頼れる人があなたしかいない状況なのです。
 苦しみからの脱却を求めて、危うく新興似非宗教にはいるところでした。理性を失いかけているのです。私はもはやぼろぼろなのです。足が地に着かなくなってきている。泣き出したいくらいなんです。…あなたを避難しているつもりはなくても、きっとどうしてもあなたに許せないことがあるのだと。
 やめにしませんか?こんないたずらはずるいです。私はあなたをただ恋しいと思っているばかりなのに、会いに来てくれないなら、嫌いといってくれた方がうれしいです。あなたが私のことを好きだっていうから私はここまでもどかしいと感じているんです。
 まだそれでも、意地を張るのならば、私はもうそろそろ足も治ることですし、一度そちらにお伺いします。もし門前払いするようなことがあれば、その時は私はなにをするか、わかりませんよ?私はポジティブでは決してない、とだけ伝えておきますね。