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フレンドボーイ42
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BSS16-3 わかよたれそ

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 私はあなたの手紙を呼んで、少し悲しくなりました。どうしてあなたが来ることがそれほどに危なっかしいものだとご自分で思われてしまったのか、と。また、私はあなたよりも年下でありますから、敬語を使われるととても心苦しいものがあります。ですから、今後はもっと気楽にお書きくださるようお願いいたします。
 かつてあなたと交際しておりましたときにあなたが私に語った無情感、その流れを雲の話はくんでいることと、私は少なくとも感じました。雲はそれほどに嫌みな存在でしょうか。私は、雲は人を驚かせるのがただ好きなだけだと思います。その結果、人を殺めてしまったときには、涙を見せる心優しい存在であると。もちろん雨に混じる涙は誰もそれとは気づかない。雲は確かにかわいそうではありますが、雲はそんな自分自身をかわいそうだ、とは思っていません。そしてこぼしているのではない、あれは恵んでいるのです。雨がなければ人は晴れのすばらしさをわからないのですから。そしてそれを眺めるように青い空を飛び回る雲は、自分たちこそ充実した存在であると感じていると思います。
 よろしいでしょうか、ただ一言、私がいいたいことは、あなたがいうことはただ一面ばかりを取り上げて、そのために本当に感ずるべき場所をうまく感じていないことをそのまま娘度場で表してしまっている、ということをいっているのです。ああ、私はあなたにいますぐ会いたい、そしてあなたが無駄なほどにあなたにっけている呪縛を解き放ちたい、ただそれだけの話なのです。
 確かにあなたは私より遙かに頭が回り、そしてそれ故に私を見下げていることも知っています。男の人は自分の相手を選ぶとき、必ず自分の1、2ランク下の頭の女性を選ぶという話を聞いています。そういう意味でバカにしている部分もあるでしょう。ですが、あなたにどれだけかなわなかろうと、私はあなたが間違っている、ということだけは知っているつもりですからね。
 恋々としているんですよ、いまでも。あなたに。恋々としているんですよ。私は、あなたに嫌われていることも知っています。それでもあなたのことがまだ好きなんです。私はこのまま孤独死しそうな勢いです。もし、あなたが非情な人でなかったなら、来てくださることを願っております。苦しいこの心を、どうかしていただきたい。
 それだけのことが、今の願いです。もし聞いてもらえないのならば、私はきっとあなたの忠告も聞かず外に出ることでしょう。どんな言葉でつづっても、私のこのお願いを断るならば私は外に出ます。