BSS05 Crater Worker
彼が人を殺す理由はさっぱりわからない。金銭目的ではないし、愉快犯というわけでもなさそうだ。
彼が歩く道には、ペンペン草は生えないが恨みの連鎖はできていた。それは時に暴走して彼らの一族は犯罪に明け暮れ、財産・土地を没収され死を宣告される。
「クレーターワーカー」
そう呼ばれた彼は、結局殺しなんて辞める気はさらさらないようだった。
彼は、若者ばかりを撃っていく。イケメンとか不細工とか、そういったことはお構いなしに。そして死んだ姿を見てつぶやく。
「今日の夕飯はチャーハンにしようか」
そうして彼は私に銃口を向けた。
だから私はここで筆を置きます。
作品名:BSS05 Crater Worker 作家名:フレンドボーイ42