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フレンドボーイ42
フレンドボーイ42
novelistID. 608
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BSS53 骸骨考察

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君の傍らには骸骨がいるね。そいつはいったい死ぬ前どんな姿だったのだろうね、本当に。
 人間が死んで、腐って、風化して、そして骨だけが残る。これが骸骨だね。腐る前はどんな人だったのかな?太ったおじさんかもしれないし、君の好きな水着美女かもしれないし、僕が好きなような、ロングヘアーの女の子なのかもしれないけれど、それを復元するというのも科学的には盛んでね。というかもうできているのさ。ただ色素までの完全な再現はできないみたいでさ、それを戻すっていうのまではできないから恐竜はあんな色合いにとりあえずさせられているんだよ。
 骸骨を復元して元の人間、とまではいかなくても、元の人間に限りなく近いか立間でもって来る、そしてサイボーグにするというのはどうかな、すばらしいとは思わないか。腐らないし老いたりしないかわいい女の子がいつでもそばにいたり…飽きるか。というかそれだと女の子を殺さなきゃいけないね。とすると、一番いいのは、死刑囚の骨を利用することかなあ?死刑囚ならばそれを利用してサイボーグにすれば人手の足りないところに回してコストカット(電気代はかかるけれど、省エネ技術の発達している昨今なら大丈夫じゃない?)できるかな。
 え、やめるべきだって?死刑囚の方だって尊厳がある、って?

 ふーん、じゃあ、君に尊厳がある、といいたいんだね。被害者のことを一日たりとも考えたことのないくせに。あいつは死んで当然だった、っておもっているくせに。
 隣の死刑囚を御覧。十字架切って懺悔しているじゃないか。
作品名:BSS53 骸骨考察 作家名:フレンドボーイ42