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製作に関する報告書

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 わけであって、市川氏や志倉氏の手駒として利用されていたわけではないわけですしね。ですからその関係が断ち切られてしまった今となってはもう彼らに遠慮をする必要も無いでしょう(TYO傘下5pbから独立5pb.さらにはag−one傘下5pb.へ。もうすでに二度も資本関係が変わっていますからね)。もっと早くこの手記を公表しても良かったのかもしれませんが私もメモオフという作品に敬意を払いたいですから。ですからアペンドが出来て落ち着いてからということしました(7が出るようなことを伺いましたけれど、それはもうメモオフではないでしょう。それともメモオフという作品の一番重要な部分は柴田というプロデューサーなのですかね。柴田=メモオフ。プロデューサー=作品。私はそうは思えませんが)。
  
 また、個人名をイニシャルにせずに実名にすることについても迷いましたが実名を使うことにしました。柴田氏にせよ市川氏にせよ彼らは自分の職責を、

『マスコミに顔を出す人気商売』

ととらえており、ですから実態はともかく彼らの心情は『芸能人』に類するものであると私は判断したからです。本人たちも、

『俺たちはエンターテイメントをやっているんだ』

と私に向かって言っておりましたから。で、あればいまさらに隠す必要もない(それにI氏などと書いてもウィキペディア等を見れば誰が誰かは一目瞭然ですしね)。志倉氏は一流の芸人ですからこちらについても特に遠慮をする必要はないでしょう。社長の吉田氏についてもそう。公器の長であり、映画監督もされていて、ウルトラマンの会見に喜んで出てきてスペシウム光線の真似をしているところをみれば、こちらも遠慮をすることはない。皆さん、顔出しは自分たちが望んでいるわけですから(名前も顔も出したくないというのであれば雑誌のインタビューなど受けたりしないでしょう。賞賛だけを得て罵倒はお断りというほど世の中は甘くはありません)。いずれにせよ彼らには培ってきたノウハウなり人脈があるわけですから、私の手記程度でそういった経歴に傷がつくということもない。

彼らにはこれからも良い仕事をしていただきたいものです。
作品名:製作に関する報告書 作家名:黄支亮