少女の日記
これは私の日記。
日記といえば 日々の出来事を、ある程度連続的に紙などに記録したものである。
単なる記録として扱われるものから、
・・・そんな堅い感じじゃなくて、この日記の内容は私が、私が高校1年生の夏から始まったささやかなことだけど、私にとっては大切な日々。
この日記を読んでるのは私以外とうていいないはずだけど、ちゃんと自己紹介はしたい。
1
私の名前は 昨屋 岬 (さくや みさき)もちろんこの日記の持ち主。
小学校、中学校ではそれなりに友達はいたほうだと思う。カラオケ、友達の家、放課後の教室、などで遊びそんなありふれた学校生活を送っていて、私自身満足したまま、修学旅行に行き、受験勉強して、受験して、私の家の一番近くの高校に通い始めた。
その学校は成績でいうと中の上、私の特に仲がよかった友達はあまり頭が良い方ではないので、少し離れた高校に通い始めた。もちろん今生の別れ、というわけでもないので私たちは「また遊ぼうね。」
と、ありふれたセリフで別れ、彼女は新しい学校生活、私は新しい学園生活をスタートさせた。
私の通い始めた高校は 文鏡学園 さっきも書いたように成績は中の上、それなりに学校は綺麗で昔から通いたい、と思っていた高校。
この学園は幼稚園〜大学院まで全部が一緒の学園。
でも一緒の土地にすべての教室、運動場があるわけでもなく、私の通い始めるところは中等部と高等部が一緒の
、まあ子供っぽい言い方が中高一貫校。
それで突然だけど、5月のはじめかな?私は血を吐いて廊下で倒れ、病院で検査。
検査の結果は、まあこの流れだともちろん入院、5日ほどで退院し、通院かなーなんてぼーっと考えてた。
父から帰るぞ、と言われ、家に帰った。学校は完全に病気を治してからまた通え、なんて言われて私は直感的に思った。
私の病気はけっこうやばいんじゃないの?
2
俺は普通に生きてきた。
頭が良い方じゃないから夏休みは近くの塾で夏期講習を受けた。
なんだかんだで冬になって受験し、合格した。
・・・なんて数学の授業中外見ながらふと思っていた。
「・・谷・・・明日・明日谷っ!」
と、我にかえると先生が俺の名前を呼んであろう表情で俺を見ていた。
「はい、なんでしょー先生!」
などと、てきとうに答えるとクスクス、とクラスの人に笑われた気がする。
先生が「教科書32pの問いの3だ」
・・あぁ問題答えろってことね。
あ、そうだ俺の名前は 明日谷 和久 (あすたに わく)
んでこの状況は数学の授業で俺はボーッとしてて問題を当てられたってわけ。
夏休みも近いのであまり授業に集中できず、今日で2回目の注意と思う。
俺は学年に一人はいるであろう、標準?な人間。友達はそれなり、この学校には一つレベルを下げて、受けたので成績はこの学校では中の下。
300人中で140位〜170位って感じ。
クラスではいじられキャラ。
そして先生が「はい、今日はこれで終わり。チャイムもそろそろ鳴るだろうから、チャイム鳴るまでは教室出ないように。」
と、言い残し教室を去っていった。
俺は俺でノビをしているとクラスの男子が「よーよー授業中注意されんの今日で何回目だ?」
ニヤけながら俺に話しかけてくるのはクラスの男子 村井 朋樹 (むらい ともき)、ほか5人くらいに囲まれながら話して休憩時間にはいった。結構仲の良いほうの男子たちである。
そしてこんな生活が4月から続き、そして変化無く7月の終わりごろまで続いて、俺の通っている高校、三原総合高校は夏休みを迎えた。
部活は入っておらず、このままじゃひどい夏休みを向かえることになりそうだから俺は毎日朝と夜に4kmほど走ることに決めた。