BSS36 コーラ
学校の裏側にある谷で、少年たちは気弱そうな男子にコーラをがぼがぼ飲ませている。
「もうやめてよ」
「なんだよいいじゃねえか」
「やめてってば」
「うるせえな驕りだぼけ」
「…うぐぅごぼ」
「なんだこいつたらしやがるぜ」
「最低だなあ」
「せっかく俺たちの小遣いで買ったんだから飲んでくれよ」
彼らに飲まされて気分が悪くなった少年は、ついに倒れだした。それでも彼らは手を止めない。
「はぐぅ」
「なんだよ飲みっぷりが足りねえなあ」
そういいながら、大将は取り出す。
もう、終わりだ
彼の楽しみは次はだれに移るんだろう
「冥土の土産だ。嬉しかったろ?」
ナイフで少年を刺すと、返り血をうまく避けて転がした。
「指紋はふき取るかな…おいおまえら、行くぞ」
「…ああ、そうだな」