しんじない ビリーヴ しんじない
そんな、夢。やすっぽい。だれが、信じるものか。市ねちがった死ねよ馬鹿。
ベッドはぐちゃぐちゃで、枕は濡れていた。けどそんなのはよくあることで、俺にとって睡眠はリラックスではない。
「それで?」
枕元に、一人。俺の嫌いな奴だ。多分一万回くらい死ねって云ったと思う。そう、で、それと同じくらいの回数。うざい、めんどくさいって云われた。腐れ縁って言葉、死語ですか?
「お前、死んだの?」
聞いたら笑っただけだったので、ホント、どうして良いか分からなくなって枕に顔をうずめた。子供っぽい?どうでもいいさ。
俺は家ではわりあい扱いやすい子供なんだよ。
髪を梳かれたので、泣くタイミングが分からなくなった。
作品名:しんじない ビリーヴ しんじない 作家名:おねずみ