雨音レボリューション
雨だわ、又くすんでしまう
でもいいのそういう頃合いなのかもしれない
だから、今日は濡れた色がわたしなの
この空色も群青の、濃紺
すべて濡れていくわ、それもこれもどれも私、私に包まれて行く
なにかしら、この高揚感は変わる喜びに、包まれていくわ
はずんでしとしと
はずんでしとしと
華やかに広がって、深く浸透して行くわ 燻っていた心も、濡れて沈んでいくわ、それがたまらなく心地いいの
可笑しいでしょ
いえ、可笑しいのよ
きっと気持ちの芽生えなんてものは、そう言うもの
そう、きっとそう
作品名:雨音レボリューション 作家名:ハンソロ