自由詩まとめ
七編目 エロ詩ってどうかくの?
歯を立てるのは可哀想で 私は口の中でころころ ころろ
なめらかな皮 私の舌引っ掻いて
時々歯に当たって甘く汁を溢れさせ
あめ玉のような皮 段々ぬるくなってくる
歯を立てるのはそれでも可哀想で 私は口のなかでころころ ころろ
舌でくるんで ちゅーっと吸ってみる
汁が溢れて とげとげと芯 舌に当たる
いっそ一息に殺してくれって 思ってるかしら?
それとも 食べられるのは 結構気持ちいいのかな
わからないけど わかったことひとつ。
私は さくらんぼがあんまり好きじゃない
ぬるくて 苦くて まずい