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うちのじーさんえくすとら

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「…と、いうカンジの話を今度の部誌に提出しようと思うんですが」
「思うんですがって言われてもな。締め切りは何時だ?」
「明日です」
「これ書いたの昨日って言ってなかったか」
「はい、締め切り二日前に気付いて、締め切り二日前に書きました」
「お前なぁ、その気になればぱぱっと書けるんだから、もう少し早く書いておけないのか」
「まぁそこは、所謂ギリギリでいつも生きていきたいから精神で」
「古い!」
「世代なんですよ、ぼく。担任のあだ名がSAT-TUNだったくらいで」
「物凄くどうでもいい!」

「で、如何です?直したほうがいい所とか」
「まず書き手の性格が確実に問題ありだ」
「うっさいですよ。真面目に聞いてるんです」
「だいたい締め切りが明日じゃ、いま俺が真面目な意見を出しても間に合うとは思えない」
「何とかなりますよ。その前にアナタの指摘が適切とも限らないし」
「じゃあなんで俺に見せてんだこのやろう。まずは何だ、この素人大喜利は」
「あぁそれ、書いてある通り思いつきです。自信作だったんで、披露したくなりまして」
「噺家に謝れ」
「でもいい出来だと思いませんか?」
「もうひとつ言いたいことがある」
「スルーかよ」
「このページ、蛇足だったんじゃないか」
「それを言ってはお仕舞いですよ」


2009.09.14.  快