コンティニュー
Q7
「コンティニュー、する?」
あの時と寸分違わぬ姿でシオンは問う。問い続ける。答えを導くために。
その瞳は真っ直ぐで澄んでいる。何もかも見透かされる。
その黒い髪はあらゆる闇の中でもなお黒さを保つ輝きを放つ。何ものも侵せない。
その姿態はともすると少女のように小さく未熟だが、その存在は限りなく大きく、途方もなく巨大で、計り知れない。何ものも敵わない、絶対者。
怒りも痛みも嫉みも悲しみも苦しみも蔑みも憎しみも、どんな負の感情も感じることのない夢のような世界。そのパーフェクト・ワールドの中で、常にその世界の中心である神は、微笑みもなく問う。