小説が読める！投稿できる！小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ！

4.私という存在

私は気づいたら此処に居た

神様も居ない
機械仕掛けの
時が支配する世界に
放り出された

私は
必死で
蜘蛛の糸のような常識に掴まって
流れゆく人波の中で
生きてきた

流されぬように
飛ばされぬように

私が此処に居ると
私という存在が
此処に居ると
誰かに
わかって欲しかったのかもしれない