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宮城野アリス
宮城野アリス
novelistID. 9620
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戻れないあの日の私に、サヨナラを

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16.あとがき、という名の蛇足




あとがき、というものにずっと憧れてました。
実際に書いてみよう! と思ってパソコンの前に座ってみたのはいいですが、いざ書こうとすると何を書けばいいのやら、と悩んでしまいますね。
流石にずっと椅子に座ってるとお尻が痛くなっちゃうので、ぐだぐだと今まで載せてきた詩に関して、少しだけお話ししようと思います。


今回載せた詩のほとんどは、中学から高校にかけて書きためた詩です。
今ではほとんど詩を書きませんが、その頃の私は気が狂ったみたいに、毎日毎日、詩を書いてました。
それこそ、授業なんてそっちのけ(笑)
あの時の私は、どうして詩に対してそこまで情熱を注げたのでしょうか。今はもう、此処に居る私とは別人すぎて、はっきりと答えることは出来ません。
ただ、そう、単純に考えれば、自分の存在を、誰かに知って欲しかったのかも知れません。
当時は友達も居ましたし、独り、というわけではなかったのですが、その時の私は漠然とした不安を抱えていたように思います。その不安がなんなのか、今の私にはやっぱり分からないし、答えられませんが。
でも、十七歳という年で、生きることってなんだろう?って足りない頭で色々と悩んでいたのは、漠然と覚えています。そういった悩みや不安を、こうして言葉にして、誰かに伝えたかったのかな?と、今の私は
そう解釈しています。
でも、今の今まで日の目を見せてあげられませんでしたが、今回、こうしてネットという場を借りて公開できたことを、本当に嬉しく思います。
十七歳の私は、もう居ません。
今、此処に居るのは、世間ですり切れた二十四歳の私です。
でも、彼女は生きてました。ずっと、ずっと、私の中で、心の奥底で、凝りとして、残っていました。
だから、こうして日の目を見せて上げられて、本当に良かった。
これで漸く、あの頃の私と、サヨナラできる気がします。

バイバイ、十七歳の私。

ハロー、未来の私。

みんなの未来にも、幸多いからんことを祈りながら、あとがきにかえさせて頂きたいと思います。

それでは、いつかどこかでお会いできる日まで。

ご拝読、ありがとうございました!