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女性論

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今を生きるのって難しい。
楽しく生きるってどういうことだろう。
人はいろんな経験をして自分を成長させるために生きるんだと思うよ。
分かってるけど、今を楽しく生きていない自分がいる。

20年ちょっと生きてきて、失って分かったことがいくつかある。

初めてお付き合いした男の子からは、愛される事と愛せない事を。
二人目の男の子からは愛する事と愛し方が分からない事を。
そして、二人からは心を健康にしないと恋愛ができないことを学んだ。

決していつも悩んでる訳じゃなくて、ただ、自分の心の中に興味があるの。
他人の心の中にも興味があって、最近分かったことがとても興味深かった。

私は結構人と接するのが怖かったりするんだけど、とくに女性はとても怖い生き物。
女性はとても欲深くて、生々しくて、わがままで、嫉妬深い。
精神的に図太くて、がさつで、自分勝手で、ルールが守れない。
そして生命力が強い。
女性らしい女性って心の中はどろどろでいっぱいなんじゃないかなって思う。

これに気づいた時、私は女性専用車両に乗るのをためらってしまった。
混んでても周りに気遣うことなく鞄を担いでるのも、ハイヒールで他人の足を踏んでも、相手が同性なら気づかぬ振りをするのも、なりふりかまわず下地からメイクをするのも女性だからだ。

相手が同性だから怖いことが女性にはたくさんある。

恋愛した時、最近恋愛していなくて、欲求不満な友達の前ではとても気を使った。
幸せそうにしていると嫉妬される。かといってグチをもらすと今の関係を卑下される。
しばらく恋愛してないと、周りにそういう仲間が増えていくので、いざ恋愛が始まるとちょっと困った事になる。

女性は自己が強いから、個々が個々を認め合い、尊敬し合うことが難しい。
みんな一緒に状況を共感することでしか、分かり合えない。
男の熱い友情のようなものは女性にはない。

友人にもよるけど、ちょっとした勉強になった。
やっぱり、いろんな人と接点を持っておくと、状況に合った相手に的確なアドバイスがもらえていいなと思った。

当たり前かもしれないけど、これが私の気づいたこと。

男性の方が精神的に弱いけれど、秩序を重んじるし、ポリシーを持っている。

このポリシーが男性をかっこよくするんだろうなって思う。
女性にはないものだから。

女性は欲求のためならなりふりかまわない。
作品名:女性論 作家名:小町あや