小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

宇宙の果ての先は

INDEX|1ページ/2ページ|

次のページ
 
宇宙の果ての先には何があるか?
宇宙がある。
なんだそれは、と言われるかも知れないが、そう言うものなのだ。
そもそも宇宙の果てという言葉がずれている。
水平線の先には何があるか?
と問われれば、海があるとしか言いようがない。
そして水平線を海の果てと考えてしまえば、海の果てには海があるのだから。
今現在人間が宇宙の果てとしているのは確認できる最果ての恒星の辺りを言っている。
その先には宇宙が広がっているし、その宇宙の先にもずっと宇宙が広がっている。
水平線の先に大陸があることもあるが、宇宙の先に星があるようなものだ。
宇宙の先のずっと先もずっとずっと宇宙だ。
宇宙に途切れることはないかと問われれば、
地球を真っ直ぐ歩いて船を漕いでいったら途切れるか、途切れない、それと同じように途切れない。
宇宙は丸い。
それは、膨らんだ風船の中にいて風船の外側が丸いと言うことではなく。
私達は風船の表面にいて、宇宙を真っ直ぐ進むと言うことは風船の表面をなぞるだけで、元の場所に戻ってしまう。
ただ私達は風船の外も内も認識できないから、真っ直ぐ進んでいると思うだけだ。
例えば前後左右だけしか認識できない、つまり平面しか認識できないロボットがいたとしよう。
それを地球の表面をずっと真っ直ぐ進ませる。
勿論元の場所に戻る。
しかしロボットは真っ平らの場所をずっと真っ直ぐ進み続けたと認識しているだろう。
それと同じ事だ。
また、ビッグバンはパンゲアの崩壊と同じと捉えることが出来る。
地球の一つのみの大陸だったパンゲアは分裂して方々に分かれていった。
そして巡り、ぶつかり合い塊になり、そして進み行った先でぶつかり大陸となる。
ビッグバンで分かれた物質はぶつかり合い星になり、宇宙という海を進み続けている。
では何故星は離れ征くばかりで近寄ってくるものがないのか。
宇宙が丸いならば、向こうから向かってくる星がないのか。
それは単純に宇宙がばかでかいからだ。
星は未だ宇宙の全体の半分も進んではいない。だから向こうから何も来ない。
それだけの話だ。
では宇宙の外側に行くにはどうすればいいのだろうか。
宇宙を真っ直ぐ進むだけでは宇宙の外側にはいけない。
単純な話だ上に行けばいい。
地球の表面をずっと回っていたくなければ、前後左右ではなく上に行けばいいのと同じだ。
作品名:宇宙の果ての先は 作家名:春川柳絮