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SSやオフ再録

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行事:七夕



ティル・ナギの場合

ナギ:もうすぐタナバタってやつなんだってねー。

ティル:・・・ナギ、なんか片言に聞こえたけど。ナギって意外に行事ごと知らないんだね。

ナギ:う・・・。だ、だってー今まであんまりそういう事する機会なかったんだよー。

ティル:(可愛い・・・)別に困らせるつもりで言ったんじゃないんだけど。で?何するとかはもう誰かに聞いたの?

ナギ:うん。たまたまテッドさんとカイトさんがタナバタの話しててー。

ティル:あの2人か・・・。で、何するって聞いたの・・・?

ナギ:?えっと、最初はカイトさんがまんじゅうを飾るとかなんとか言ってー

ティル:・・・。

ナギ:??で、テッドさんがそれはカイトさん専用のササノハだって。なんかそれぞれその人専用の飾りつけや方法があるみたいだよー。

ティル:・・・・・・。

ナギ:???で、俺の場合は俺自身は何も飾る必要がなくって、ティルがお願い事する紙を、あ、ティルの場合はササノハにお願い事を書いたタンザクってやつを飾らないといけないらしいよ。で、俺の場合はそれを全力で叶えてあげるのが正しいやり方なんだってー。なんか、難しいんだね、タナバタって。でも、俺ティルのお願いならそんなのしなくても全力で叶えたいけどな。

ティル:テッド・・・(ありがとう、でも、んなもんに堂々と書けるかー!!)。

ナギ:????さっきからティルどうしたんだよ?大丈夫?

ティル:え?ああ、うん、ごめん、大丈夫だよ。まあ、その、あれだよ、彼らは多分群島でのルールでも話してたんじゃないかな。そんな難しいことはしなくていいから、ナギ。普通はね・・・

結局ティルは世間一般での七夕を教えてあげた。

当日はホールに大きな笹のはが飾られ、そこにはたくさんの短冊がつけられていた。
ちなみにティルの短冊には家内安全、と書かれていたらしい。
作品名:SSやオフ再録 作家名:かなみ