想
人間、疲れたら眠る。
パッと、目が覚めて、意識が、はっきりしない内に、飯食って、一息ついたら。
なんで、自分は、此処にいるのだろうと、
ふいに、思えば、訳も解らず、自分でも、理解に苦しむほど、不可解な行動をしている。
築いたら・・・・一連の動作を繰り返す。
目が覚めて、と言った具合に戻ってしまう。
まるで、それは記憶が、一時で消えてしま
う、そんな、感覚。
ふと、何かに、捕われるように瞬間的に、こう呟いていた。
良い事の、一つや、二つ有った気がするな
きっと、だから、平然と何事も無かったように、生きて、来られたのだと、思う。
そう、思うと尚更、生きている事そのもの
が、まるで、薄情のように、映る。
知らない奴が、tvか、何かの、ドラマを
連想させる場面で、こう言い放つ・・・・・
・可笑しい・・・セリフが浮かばない。
まあ、ようするに、おれが、此処まで至った、道を、辿れば、どれだけ、記憶にない、
そいつが、重要だったかは、まあ、投げやり
だが、分かって欲しい。
そんな事より、おれは、今のこの、瞬間か
らそんなつまらぬ自分を捨ててしまつた。
薄情だろう今の今まで、しがみついていた
ものをごみ同然にして、捨てているのだから
まあ、自分さえも、昨日の自分はもう他人なのだから。
只、忘れたのかもしれないが、不思議なもので、感覚は、生きている。
だからこそ、臆する事無く、形振りかまわず、冷酷でいられるのだろう。
蟻一匹、殺した事など、造作もないこと、
なんとも思わないよってこと。