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オヤジ達の白球 51話~55話

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オヤジ達の白球(51)郊外へ

 車が橋を渡る。郊外へ出る。
運転しているのは柊。助手席に監督の祐介。後部座席に陽子が座っている。

 「ひとつ聞く。つきあっているのか、おまえさんたちは?」

 前を向いたまま柊が、祐介に語りかける。

 「難しいな。どの程度からつきあっていると言うのかな?」

 「ハグする。軽く触れる。このあたりまでならセーフだ。
 しかしそれ以上の行為になると、付き合っていることになる。
 寝たかもう、おまえさんたちは?」

 「ずかずか切り込んでくるな。おまえさんも」

 「ぞっこんに惚れていただろう、昔の陽子さんに」