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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「サスペンス劇場 恩返し」 第三話

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背中を流すのではなく、一緒にお風呂に入るという態度になっていた。

全てを晒す詩乃の身体は女として完璧だった。白い肌、形の良い乳房、ピンク色の乳首、くびれたウェスト、多すぎない陰毛、むっちりとした太ももからひざ下は細くて長い。

既に勃起したことを知られないように手で押さえていた。

「隆さま、ご遠慮はなさらないで。詩乃は今年も会えると信じておりました」

「それは本当の事ですか?」

「はい、本当の事です。今日はすべて任せる気持ちでおります」

「詩乃さん・・・」

隆は湯の中で詩乃の身体を引き寄せた。肌と肌がくっつく。何という感触だ。しっとりとまとわりつく肌がさらに勃起を強くした。

「まあ、こんなに・・・お慰めしないと・・・」

柔らかい指先で、かたくなった敏感なところを握られた。
声が出る。

「お立ちになって・・・」

言われるようにすると、詩乃は口に咥える。絶妙な舌使いに、早くも限界が来た隆は、浴槽に響き渡るような声を上げて果てた。

「すまない・・・恥ずかしいよ」

「ううん、詩乃がしたことで喜んでもらえて嬉しいの。後で詩乃にも優しくしてください」

「ああ、寝る時に頑張るよ」

「嬉しい・・・先に出てご飯の支度をするね。ゆっくりと入っていてね」

おれは夢を見ているのか?
こんなことがあって良いのか?
自問自答する。

そして夜が来た。
約束通りに詩乃は布団に入って来た。
詩乃の中はこれまで経験した誰よりもきつく、なめらかで、まとわりつくような感触があった。

先ほど出したというのにすでに我慢が出来なくなっていた隆は、ためらっていると、

「中で出していいのよ。大丈夫だから」

そう言われて、再び突進する。
詩乃の喘ぎ声を聞きながら、激しく腰をふって果てる。
その夜は収まりがつかず、すぐに二度目を求めてから寝た。

目覚めると去年のように詩乃はいなかった。同じようなメモが残されてあった。
さすがに全く同じことが続くと、ルポライター魂が出たのか、詩乃を調べたくなっていた。
隣りの家を訪ねた。