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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「サスペンス劇場 因果応報」 最終話

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考えたらもう典子とは数か月セックスをしていない自分がいた。
ひょっとして順子も同じようなことだったのかも知れないと思い始めた。

順子の反応は激しかった。その乱れ振りに興奮した平林は、あっという間に射精した。

「もう・・・ダメじゃないの・・・指で触って!」

平林は言われるようにした。
半端じゃない声を上げて感じている順子を見て、また女というものの見方が変わってきた。
男はいい女を見ると誰でもしたくなるのと同じで、女も誰とでもしたくなる時があるのだと知った。

「ねえ~、平林さんは奥さんとどんなエッチしてるの?」

「どんなって・・・してないんだよこの頃は」

「そうなんだ。美人だって聞いたから夢中だと思っていた」

「子供産んで変わってしまったよ」

「そうなの?太っちゃったということ?」

「そうだね。それにエッチもしなくなったし。女としてよりお母さんっていう感じかな」

「それじゃあ、うちの旦那と同じじゃん。あの人メタボ体形になって、あっちも全然ダメになったの。まだ30ちょっとだって言うのに。若い時にやり過ぎたのよね、ハハハ~」

順子の笑いは下品だと平林は感じた。

「ボクの妻は先輩の昔の彼女だったんだよ。別れた理由が当時付き合っていたボクの彼女に乗り換えたから」

「ええ~そうだったの!彼女同士を交換したっていうわけね?」

「交換したんじゃないよ。そうなっただけ。悪いのは先輩だったんだよ。嘘ついてボクの彼女に近づいたから」

「あなたの元彼女は旦那が夢中になるほど可愛かったっていうことよね?」

「どうかな、どちらかと言うとおっぱいが大きいから狙われたっていう感じだよ」

「へえ~巨乳願望があったんだ・・・じゃあ、私じゃダメよね。男の人っておっぱい星人って聞いたから平林さんもそういうところあるんじゃないの?」

「ボクはないよ。顔や体じゃなく気持ちだって思うから」

「そうね、確かにそうだけど、そういう考え方を正当化しているからあなたは早漏が治らないのよ。言い方きつくてごめんね。自分が何としても満足させるんだって思わなきゃダメ。これから私が鍛えてあげるから、時々ここへ来ようね。それとも私じゃ不満?」

「そんなことは無いよ。夢みたいな話だよ。でも、バレないかなあ~」

「バンド練習の帰りに来れば分からないって。ずっと続けるつもりでしょう?」

「ああ、バンドはね続けるよ。順子さんとも続けたい」

「順子でいいのよ。あなたもみちひろって呼ぶから」