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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「新恋愛病院・不倫病棟」 第二十二話

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母親は娘をじっと見ながら一つ大きなため息をついて話し始めた。

「娘が見た写真の男性は小中学校の時の同級生なんです。三年前にあった同窓会で久しぶりに話をして、当時好きだったこともありそのあと二次会で飲みに行ってラインを交換して話すようになりました」

「そうだったのですね。美玖さんは早奈枝看護士と別の部屋で待っていてください。お母さまとの話はあとできちんと伝えますので」

「はい、わかりました」

美玖は早奈枝と出て行った。

「娘さんがいると話しづらいですよね。では、その男性と深い関係になったということでいいのですか?」

「そういうことです。自分でも気持ちが舞い上がってしまって、どうすることも出来なかったんです。夫には悪いことをしていると思いながらやめられませんでした。写真は前の週に一緒に出掛けたときに写したものです。あの子が見ていただなんて思いもよりませんでした」

「うかつでしたね。浮気と言うものはまさかということで発覚するんです。特に今はスマホがらみが多いので、手元から離したということがいけなかったですね」

「家の中だったので安心していたんです。一番見つかってはいけない人に見つけられてしまったと反省します。娘はもう私のことを嫌っているでしょうね。これから先どうしていいのか迷います」

「お母さん、今でもその方とは続いているのですか?」

「ええ、月に一度の割合で会っています」

「娘さんが許すと言われたらもう会うことをやめられますか?」

「はい、そうします」

「今ご主人とはセックスをされていないのですか?」

「していません」

「あなたにその気がないということですか?」

「いえ、主人にその気がないんです」

「EDとかですか?」

「わかりません。浮気をしているということも無いと思います。飽きたのでしょうか」

「年齢的に終ってしまうことは考えられないのですが、ご主人にもバレているということは考えられませんか?」