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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「新恋愛病院・不倫病棟」 第五話

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「もちろんよ。中に入っているのはプラスティックのオモチャじゃなく、人間の温もりのある男性自身なんだからね」

早奈枝のレクチャーはしばらく続く。

「男性の温もり・・・ですか。なるほど。そう言えば妻とは入れたらすぐに突かないと感じないと勘違いしていました。本当に感じるということがどうなるのかということは知りませんので、自分だけが気持ちよく出していただけだったのかも知れません」

「前田さんは良く気付かれたと思います。女性はある程度は男性に気遣って演技をしているところはあります。しかし、本当に感じてくれば演技じゃなく身体が強く反応するの。たとえばね身体が反り返ったり、筋肉に力が入ったり、足なんかはピーンと突っ張たりするの。一番なのは男性自身を強く締め付けること。もし、緩いままだったとしたら感じてないということになるね」

「聞いたことはあります。中が痙攣するって。でもそれってすごいことで普通の男性では難しいのではないですか?何十分も我慢しろと言われても無理です」

「時間じゃないと思いますよ。もちろん1分とかでは無理ですけど。動かさないで挿入しているだけで感じると言いましたよね。奥様ともまずはそうされるのが良いと思います。お勧めは奥様が上に乗られることです。女性はゆっくりと感じるように腰を動かせるし、クリへの刺激も擦るようにすれば得られるしね。我慢出来なくなってきたら、身体を入れ替えて、前田さんが強く激しく突けばオーガズムを感じてもらえると思うわよ」

「女性上位ですか・・・やったことが無いのでうまく行くかどうかわかりませんね」

「では、試してみましょう。奥様にはこれから私がするようなことをして欲しいと言ってみてくださいね」

「ええ?早奈枝さんと試す?浮気になりませんか?」

「なりませんよ。治療ですから」

「ならいいですけど・・・」

前田はシャワールームで体をきれいにするように言われてそのようにした。バスタオルを巻いた状態で早奈枝はベッドに腰かけた。

「あくまでどうすれば奥様が満足してもらえるかのレクチャーなので、前田さんは本気でお願いしますね」

「あっ、はい。それにしても・・・妻とは違う」

「奥様だと思って始めましょう」

前田は早奈枝を抱き寄せた。キスをする。その間に髪を撫でたり頬を触ったり、肩に触れたりしてその先を急がないようにしていた。
身体が倒されて、バスタオルが剥ぎ取られると豊満な早奈枝の肢体にすでに前田は勃起していた。

「まだ駄目よ。私が口でするから奥様にもそうしてもらってね」

「はい」

早奈枝はそれほど激しくしゃぶるのではなく、硬さが増す程度に舌を這わせた。
ゆっくりと腰を乗せて自分の中へと前田自身を導く。