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六戸はるか
六戸はるか
novelistID. 59422
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歌詞まとめ

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僕と手帳とパスワード




背中の汚れたシャツを着て ほら 子猫が笑う
なぜだか何もかもがうまく いかない昼下がり
歩道橋をのぼり切った先に 広がる青い空
少し前かがみの雲に向かって 叫んだこんにちは

行くあてを失ったパスワード 手帳に挟む
「君が居なくて困っている 鍵穴を見つけに行こう」
ヒーローならきっとそう言って 君の手をとるから
僕もそう言って君と一緒に 街を駆けだしていくんだ

大丈夫 大丈夫さ きっと
大丈夫 大丈夫だから
この手は離さないで

空が飛べないなら ほらジャンプ
君の手を握ればどこまでも
行ける
僕らはもう

何も怖くない
何も怖くなんかないから
君はずっと笑っていて
代わりに僕に泣かせてよ




泣きはらした赤い目でおはよう 今日が始まる
「君が行きたいとこまで行こう それまでよろしくね」
歩道橋を昇り切った先で 大きくジャンプ
今日も飛べなかったよ入道雲 飛び方を教えてくれ
ねえ



背中の汚れたシャツを着て ほら 子猫が笑う
やっぱり何もかもが うまくいかない午後三時
「君は君でいるしかしょうがないよ」だなんて



大丈夫 大丈夫さ
大丈夫 大丈夫だから

大丈夫 大丈夫さ
大丈夫 大丈夫だから

大丈夫



すっかり干からびたパスワード 手帳に挟む
「どこに行くわけでもないけど しばらくよろしくね」
僕はぽそりと呟いて 少し照れて笑ってさ
昨日より一歩だけ踏み出して 明日に手を伸ばすんだ

空は飛べないから 叫んだよ
君の元に届きますように
僕はここさ
聞こえているなら 君も

叫ぼうよ
怖いって叫ぼうよ
でも明日笑えるよう
泣きたいなら一緒に
作品名:歌詞まとめ 作家名:六戸はるか