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初恋♡1♡

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「あと1分だけ...」ピッ、ピッ、ピピッ、ベルが鳴っています。
ガチャン!ベルを止めた時計が床に落ちました。
まだ眠い目をこすりながら起きると、「今日から出勤早くなったから戸締りよろしくね!」と書かれた紙が机の上に置かれていました。
朝ごはんを食べながらテレビを見ていると「今日は午後から雨が降るでしょう」という予報が流れました。
傘と鍵を持って家を出ると同じマンションのまみが「おはよっ!なんか今日雨降るらしいね。雷雨とか言ってた気がする〜。最悪だよ〜」と声をかけてきました。
まみは私と同じクラスの親友で成績が良く美人で、学校でもファンができるほどのイケメン彼氏を持っていて誰もが羨ましがっていました。
「おはよ。まみ髪切ったの?」と私が聞くと「たっちーがね〜、まみは髪切った方が可愛いよって言ってくれたんだ!」と朝からテンションが上がっていました。
たっちーは7組の学校一のモテ男。まみの彼氏でもあり、とてもかっこよかったのでのでふたりが付き合った時は美男美女カップルだと学校中で騒がれていました。
教室に入ると「おはよ〜」とはなが声をかけてきました。
その時「はな〜?」と名前を呼びながら教室をのぞいてはなのことを探している男子がいることにきずきました。
「は〜い!」と返事をしながらはなは行ってしまいました。
はなはとても優しくフレンドリーで可愛いので男子にモテていました。
今は彼氏もいてとてもラブラブです。
私も彼氏欲しいな〜と心の中で思いました。
密かに恋心を寄せていた人はいましたが告白する勇気が出ず今は彼女がいるという状態です。
今まで付き合ったことなどない私が突然付き合うことになっても上手くいくのか?という不安がありました。
めいやはなはもしそうなったら全力で応援するよ!と言ってくれているものの肝心の相手がいないと話になりません。
1つ上の学年に私と同じ中学校だった男子がいますがお互いがお互いのことを全く知らないので恋に発展することなどあり得ませんでした。
その日はクラブがあったのでまみと一緒に帰りました。
まみと私はバレーボール部ではなは茶道部に入っています。
まみはクラブでも活躍していて大会などでもとてもいい成績を残しています。
帰りにまみが「その1つ上の学年の男子?に思い切って声かけてみたら?あたしもはなも応援するから!」と言われました。
でも学校では会うことすらないし声かけるとか無理だよ〜。と心の中では思っていました。
その夜ははなとメールをして1日が終わりました。
作品名:初恋♡1♡ 作家名:芽衣