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見える格差について

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戦前の格差は今よりずっと大きかったのに今は「見える」事で反発が起きてる。

たとえば
今の若者は10年前の若者より平均年収が50万少ない。生涯格差でいうなら2000~3000万円

日本はどんどん若年貧困層が増えるシステムになってる
という格差。見えるから問題な訳で、戦前はもっと格差あったのに。知らなほうが良かったという

たとえば
今の若者はタバコを吸っていなければベンツが買えたどころか、酒もタバコも一切やらなくても軽自動車すら買えない。

いや実際は買えるが保険や車検の維持費が高いし、タバコ吸って病気なって金かかるし、
車でひとを殺してしまうリスクもあるし

ネットの維持費をとるか、車の維持費をとるかでいえば、両方社会人としては必須な訳で

格安スマホにして、YouTubeはあきらめる

車は使うことに精神力を使うし
何も気にせず運転できた世代との格差を感じる

何も気にせずYouTubeを見られる人との格差を感じる

見える格差が格差感覚を助長する。


タバコのヤバイさ、病気になって医療費増すことで、でもそれは、他人をも巻き込むわけで

医療費の7割を国が建て替えてるから、結局タバコ吸ってない人々も、勝手に寿命減らした人の面倒を見る羽目に

バンバン酒やタバコを吸ってた旧世代の尻拭いをしなきゃいけない。原発問題も年金問題の尻拭いも。

そんな老人たちが今何をしてるかっていったら、若者を崇めるんじゃなくて、仏壇とか神棚で

そのうえで、「自分たちは悪かない」と言い聞かせる。
そのうえで、「日本が恵まれてる」って主張する

今の日本が恵まれてるなら、自殺した人は自己責任なのでしょう。
20年で50万人は自殺しましたけど、それも自己責任ですよね。

もし、旧世代が、酒もタバコやらずに国に寄付してたら、どうなってただろう
仏壇拝より子孫を拝んでたら、どうなっただろうか

だとしても
きっと、そういうことは寝耳に水で「無知だったから仕方がない」
そしてやはり、「日本は恵まれてる」と主張したい筈

でもそれは
途上国時代を
体験してるからで、染み付いた貧乏性にて沸き上がる思想です。
その思想によって支えられるから、恵めぐみを感じるのであって
その思想は財産である

現代人はその思想的な財産を持てないし、「格差の目える化」で財産マイナスから始まる。

これがどれほど不幸なことなのか

考えた事無いから仕方がないって?

それは旧世代が怠慢だったから、仕方がないんですよ? 認知症だからわからないですよね。

負の財産からスタートする今の世代で、
苦労や努力を強いられてるが、お褒めの言葉は頂けない。「生んでもらって感謝すべし」という無言の思想虐め

無言の虐めを24時間365日やっている。それでも愛されて然る可しと思うその根性、図太さ

是非とも見習いたいです。
しかし長い時間イジメられてしまったから、脳に後遺症があるとも限らない。まずは損害賠償を請求したいが、その債務を果たさずに死ぬんでしょうね。

多くの老人たちが、自分の何がいけなかったのか自問自答しながら死ぬ世界とか、いかにも公平である。
やはり日本恵まれてるのかも?
作品名:見える格差について 作家名:西中