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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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そぞろゆく夜叉 探偵奇談11 前編

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おとづれ



起きろ。

誰かに呼ばれている気がする。どこから?自分の意識の深いところから…。

起きろ。おまえの役目を果たせ。

誰だろう。眠いのに。やめてくれよ。


「起きろこのボケ!主の危機にグースカ寝ているやつがどこにいるッ!」


怒鳴られた。


「!?!?」


飛び起きる。耳元で怒鳴られた!もちろん、暗い部屋の中に瑞を怒鳴ったやつなどいない。しん、とした夜の中で、隣の颯馬が幸せそうな寝息をたてているだけだ。パニックだった頭が、静かに冷えていく。主…?主だって?

颯馬とは反対隣で眠っている伊吹の気配に集中する。

「…う」

布団をすっぽりかぶっている伊吹が、呻いている。寝言かとも思ったのだが、先ほどの怒鳴り声もあって胸騒ぎがする。耳を澄ませると、やはり苦しそうな声が聞こえた。

「先輩?」

電気の紐をさぐりあて、明かりをつけた。