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シマダイ! - あの日の しゃーたれっ子 -

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S#1 「シマダイ」… 島井 大地




昭和六十一年、開湯千三百年を誇る歴史と出湯の街 『城咲町』

俺、島井大地は十一歳になっていた。


オトンは工務店を経営……といっても社員は二人だけだが……。

オカンは近くの水族館で、コーヒーやハンバーガーを売っている。

二歳下の妹が一人、仲はまぁいい。


好物は婆ちゃんの作った鯖缶カレー。嫌いな物は二つある。宿題と、弱い者いじめだ!

自宅近くの停留所からバスに十五分程揺られると、俺の通う城西小学校がある。

木造二階建ての古い古い校舎だ。趣きがあると、言えなくもない。


「おう! シマダイちゃん!」


五年一組の教室に行くと、俺を見つけたツヨっさんが早速話しかけてきた……。