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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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あなたが残した愛の音。

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9 禁断の愛の果て



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それからも博之は、宏美のアパートに数回訪れ、二人の関係は深まる一方だった。

禁断の愛。誰にも言える筈がなかった。

そしてその関係は、2学期が終わるまで続いた。
しかし、2学期の終業式以降、宏美先生はもう、博之の前には現れなかった。
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博之は病床の宏美の手を握り、
「もっと早く連絡してくれればよかったのに、先生にだけ苦労をかけてしまって。」
「私の軽率な行動が、そうさせたの。」
「それでも、愛音さんには不自由な人生を送らせてしまって、私の責任でもあります。」
「木田君に責任はないわ。認知する必要もない。あの子もそれは分かっている。」
「これからは、僕がしっかり見守ります。」
宏美は終始、涙を流しながら話した。博之の目にも涙が込み上げてきていたが、こぼすのを我慢した。

宏美は、我が子の父親が、中学生だったということを、ひたすら隠して人生を送ってきた。これからもそのことは、秘密にして欲しいと頼んだ。博之は、それが宏美の遺志であると理解した。

博之は両手で、宏美の手を強く握り直して、
「あなたのことが本当に好きでした。突然いなくなって、あれから、よく分からない気持ちが込み上げて来て、苦しかったです。」
「ごめん・なさ・・ぃ・・・」
「でも、あなたのほうが、もっと大変だったでしょう。それと同じ思いを、もう、愛音さんにはさせたくないと思います。」