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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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映画 戦国生徒会

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(村木颯介) 「はあ!? 胸ぐら掴んで、天井まで持ち上げたぁ?」
(木田博之) 「で、佐藤には関わるなって、脅して出てきた」
 夜の公園の池の傍で、ライトアップされた噴水を背に、博之と千鶴は座らされ、ことの成り行きを説明した。
(川崎恵美莉)「あんた、よくそんなこと出来たわね」
(福田悠人) 「その太い腕なら出来るだろ」
(山崎凜花) 「そういうことじゃないでしょ。もう、悠くん(福田)は黙って」
(近藤彰正) 「でも、心配したようなことにならなくってよかった」
(津田柚華) 「正確には、二人はもう付き合ってたの?」
(木田博之) 「え、んー。まあ」
博之は、千鶴に気を寄せていた近藤の気持ちを考えてしまい、ハッキリと答えづらかった。
(近藤彰正) 「もう、ハッキリ言えよ。バレたんだから」

(木田博之) 「うん、ゴメン。俺は佐藤と付き合ってる」

(佐藤千鶴) 「ふうー。ゴメンね、みんな。早く言おうと思ってたんだけど、タイミングが掴めなくて」
(椋ノ木優愛)「映画の仕上げとか、沖縄とか、忙しかったからね。仕方ないよ」
(山崎凜花) 「恵美ちゃんたちは、いつから知ってたの?」
(川崎恵美莉)「一昨日。それまでは、なんか怪しいなとは思ってたけど」
(中川豊)  「俺たちは、全然知らなかった」
(津田柚華) 「でも、正確にはいつから付き合いだしたの? 死神さんは強引に割り込んで来たって感じだけど、まさかキッド君は、カオちゃんとダブってないわよね」
(木田博之) 「ダブってない。8月からスタートしたから」
(中川豊)  「でも結構、別れてすぐだな」
(椋ノ木優愛)「ちづちゃん! もっと正確にはいつ?」
(佐藤千鶴) 「ええー。言うの?」
千鶴は横目で、博之に助けを求めたが、博之は(千鶴が言うことを許可する)といった目をしていた。
(佐藤千鶴) 「合宿の時、私から『付き合おう』って言ったの」
(一同)   「ほほーう」
(近藤彰正) 「あれ? でも、合宿より前に『付き合い始めた人がいる』って、言ってなかった?」
(佐藤千鶴) 「もう、細かいことは気にしないで」
と言って赤くなった。
(津田柚華) 「やっぱり、カオちゃんとダブってない?」
(博之、千鶴)「ダブってない!」

作品名:映画 戦国生徒会 作家名:亨利(ヘンリー)