小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

映画 戦国生徒会

INDEX|55ページ/68ページ|

次のページ前のページ
 

「それまた、どういうこと?」
「私ね、友達少ないから、キッドと友達でいてよかったと思うんだ」
「お前の性格じゃ、女の友達は出来ないわな」
「そういうことじゃなくって! 中学の時からずっと颯介と一緒だったから、女友達は少ないだけなの!」
「それに、文芸部じゃ小説の執筆に没頭して、いつも一人でいるもんな。それ読ませてもらったことないけど」
「絶対読ませません!」
「ごめんごめん。で、友達でいてくれてありがとう」
「そうよ。それ。香織ちゃんも将来、そうなればいいのよ」
「そんなに簡単にいくか?」
「私だって、キッドの気持ちに気付いてたけど、遠ざけたりしてないよ。嫌いじゃないんだから」
「香織ちゃんだって、キッドに新しい恋人が出来たのを知っても、キッドが拒否さえしなければ、きっと友達でいられるはずよ」
「そうだよな。別れても親友にはなれるはずだな」
「そうそう。親友って呼べたらいいけど、キッドと私はそこまで理解し合ってないからね」
「ん・・・? 抱きしめてもいいか?」
「イヤ」
「うん。そうだな」
二人は少し離れて座りなおした。
「それじゃ、テニスの応援は行ってもいいということか?」
「一人で行ったら、怪しいよ」
「お前が、付いて来てくれるとか?」
「そうする方がいいの、かな?」
「そうしてくれたら、香織には、特別な意味はないよ、単に応援に来たんだよって言いやすいし、佐藤には、恵美莉と一緒なら、やましい事はないって堂々と言える」
「卑怯なやつ」
「お前の作戦だろう」
「その代り、晩のライブ代おごってよね」
「わかったよ。ありがとう」
「ちなみに青いサルボボ、今は気に入ってるからね。金色はやだけど」
「あ。あれ、本当は佐藤が選んだんだ」
「ぇ! えっ!! えぇー!!!」

作品名:映画 戦国生徒会 作家名:亨利(ヘンリー)